この記事は、サービス終了したゲームを語るページである。
2015年にサービス終了したゲーム、「Grave Cross」を思い出す記事の8ページ目。
なんで終了したゲームなんぞ語ろうと思ったかについては
最初の記事に詳細アリ。
正月限定カードの話題なのに、もう3月ではありませんか。更新頻度がまばらで申し訳ありません…!!
さて、それは良いとして今回は2010年以降の正月限定カードについて触れたいと思っている。
前回の記事でも言ったように、当時は現実のイベントと絡めたゲーム内イベント、という風潮自体が珍しかった。しかしそれはこのゲームがサービス開始して間もないころの話であって、2010年ともなればグリーやモバゲーを筆頭とした、いわゆる「ソシャゲ」がすっかり定着した年代だろう。
あと2年も経過すればパズドラのリリース年にもなる、そんな2010年以降のカードたちを見ていこう。
前回に引き続き、カードリストの抜粋である。
■2010年
《参考資料:2010年にリリース・発売したゲーム》
・モンスターハンター・ポータブル 3rd
・ポケットモンスター ブラック・ホワイト
・スーパーマリオギャラクシー
・CALL OF DUTY BLACK OPS
など
2010年は寅年のため、トラにまつわるカードがある。
【打ち出の小槌】
体力:40 グー35/チョキ35/パー35 コスト:5
《武器解説》
縁起物として正月限定カードに抜擢されたのだろうか。
なんでも大きくしてしまう小槌だ。
一寸法師のお話に登場するのはあまりにも有名。
《カードとしての解説》
打属性としては、バランスの取れた、かつ高水準の攻撃力を持ち、一見デッキ火力の底上げに一役買ってくれそうな能力…に見える。
が、過去に登場した限定カードに、完全上位互換の武器があったために、このカードを見る機会はほとんどなかった。
その名も
オリハルコンハンマーである。
攻撃力は小槌と全く同じオール35、コストも同じ5。にも関わらず体力は48と小槌よりも8高く設定されており、両方持っている人間からすればオリハルコンハンマー1択だったのは言わずもがな。
いかんせん古くてレアで持っていないプレイヤーが多いことから、オリハルコンハンマーを見る機会も少なかったが、今考えてみれば気の毒なカードである。
【M10タイガー】
体力:47 グー43/チョキ12/パー40 コスト:5
《武器解説》
同一のモノか否か怪しいが、「M-10 152mm榴弾砲」という大砲は実在するようだ。
当時の画像さえ残っていれば判断もできただろうに、と悔やまれる。
《カードとしての解説》
爆属性のグーとパーが強力な武器である。もう一つの注目ポイントはなかなかの体力の高さだろう。
爆属性の傾向として、
体力が低い代わりに攻撃力とステータスの合計値が高い武器と
攻撃力もステータスの合計値も低いが体力は高い武器の2パターンが多く存在していた。
その中において、体力47はかなり高めな水準であり、かつ攻撃力もしっかりと確保できているこのカードは独自の役割が持てただろう…と今になって思う次第だ。
【ファーストヴィジョン】
体力:30 グー40/チョキ35/パー35 コスト:6
《武器解説》
魔属性の武器カードだが、名前だけでは正月感がピンと来ないのは私だけか。
「初日の出」を強引に英訳したのだろうか。
なお、First Visionで検索をかけると、キリスト教関連で「最初の示現」を指すとのことだが、私にはちょっと何行ってるかわからない、状態である。
《カードとしての解説》
2008年に登場した正月限定カード「デイブレイク」のスペックをコスト相応に底上げしたような配分がなされている。攻撃力35~40の3回攻撃ともなれば、一撃ではないにせよ、一気に形勢逆転も可能なダメージ量である。
コストが6と、通常のコロシアムのルール下では窮屈な数値のため、活躍の場を見出すのであればコスト無制限ルールや、高コストが許された大会期間が良いと思われる。それを後押しするかのように、高コストが許された大会では、3回攻撃を回避するような技カードの採用率は低めになり(全くのゼロではないが)、3回攻撃を通しやすい環境だったことも追い風だっただろう。
なお、私はあまり魔属性を多用しなかったので、あまり詳細を話すことはできない…
■2011年
《参考資料:2011年にリリース・発売したゲーム》
・キャサリン
・ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
・The Elder Scrolls Ⅴ:SKYRIM
・エルシャダイ
など
私個人が記した当時のノートには、2011年に新規で販売された正月限定カードは存在せず、代わりに対戦をすることで入手できる限定カードが2種追加されている。
【小狐丸(修羅)】
体力:37 グー36/チョキ29/パー43 コスト:4
《武器解説》
調べてみたところ、小狐丸とは平安時代の三条宗近が作ったと言われている刀らしい。
なお情報元はwikipedia先生です。信じるか信じないかは、あなた次第です。
《カードとしての解説》
コスト4の割に体力が控えめではあるものの、全体的に高火力にまとめられたカードだろう。その中でもパーとグーが強めな点は見逃せない。同じ刃属性のコストでも、それなりの体力にパーとグーの火力も確保できているカードは存在しないため、デッキの穴埋めを担ってくれそうなカードである。
【小狐丸(羅刹)】
体力:9 グー27/チョキ37/パー83 コスト:5
《武器解説》
解説しようにも、さっきと同じ刀である。
記憶する限りでは、こちらの方が色合いはドス黒かった。
妖怪でも宿ったのだろうか。
《カードとしての解説》
あまりにも頼りない体力だが、攻撃力の水準は高く、特にパーは
最高の攻撃力を有している。残っている武器カードのデータと比較しても、同率で「バリスティックナイフ」こそ存在しているものの、こちらは飛属性だ。
ところが小狐丸(羅刹)は刃属性、つまりはジャンケンで負けてもやり返せる「カウンター」「反射」の技カードを有している属性であり、対峙した際のプレッシャーは相当なもの。
■2012年
《参考資料:2011年にリリース・発売したゲーム》
・ドラゴンクエストⅩ
・ドラゴンズドグマ
・ファンタシースターオンライン2
・パズル&ドラゴンズ
など
この年より、筆者ポユサはGrave Crossの一線から退いてしまったため、正月限定カードの紹介は2012年が最後となる。
【竜鱗剣】
体力:1 グー45/チョキ26/パー38 コスト:1
《武器解説》
読んで字の如く、竜の鱗で作られた剣だろう。
当然だが、実在の武器がモデル、というわけではない。
どうせなら竜の鱗からでなくて、牙とか爪から剣作ったほうが強そうな気がするが…
《カードとしての解説》
体力を捨て、全てを攻撃力に懸けたロマンあふれる武器。低体力かつ低コスト条件下のコロシアムでは、しばしばこのカードを目にした記憶が残っている。
グーの攻撃力がアタマ一つ分抜きん出ているが、他の手も充分な火力を持っているため、使い勝手は良い方である。
なお、体力1は全カード中
最低の体力である。
【龍神槍】
体力:35 グー70/チョキ48/パー42 コスト:7
《武器解説》
槍ではあるが、投擲用のようで属性は「飛」。
龍の神様、ということだが、日本にはいくつか龍を祀っている神社が存在する。
もしかしたら、そういった神社の宝物殿に、こんな武器が眠っているかもしれない。
《カードとしての解説》
コストは7と激重ではあるが、全カード中屈指の総合力を誇っている。ただ、コスト7ともなると通常のコロシアムでは重過ぎてほとんど用いられることはなかった。かなり高コストが許された環境下でのみ、そのハイスペックで猛威を振るった、独特なカードとも言えよう。
【発火の弖゛】
体力:50 グー40/チョキ20/パー60 コスト:5
《武器解説》
完全な当て字で、「はつひので」をイメージした弓だそうだ。
「弖」の漢字一文字で「て」と読むそうで、常用漢字ではない。
弓という字が含まれているが故に飛属性扱いとなっているが「弖」の字に弓の意味はなさそうだ(検索した限りでは)。
《カードとしての解説》
1桁目が全て0で収まっている。実は大変珍しい配分だったりもする。
20・40・60と20ずつ刻んでいる辺りも規則正しく、そういった意味では大変美しいカードに思える。
一方の性能だが、これもまた体力は50と一定水準を確保しており、攻撃力も20もあれば充分で、60なら60で相手へのプレッシャーにもなりえる、器用なカード。
中~高コスト限定ではあるが、意外と存在感を放っていたカードだったと記憶している。
…さて、私のカードリスト(当時筆記していた)は2012年の4月辺りで更新が止まっており、2015年までのカード情報はわからずじまいのままである。
3年以上も前に終了してしまったゲームだ、とても当時のデータを記録している方がいるとは考えにくいものの、どこかに私と同じく、このゲームに情熱を注いだ御方がいることを信じてやまないポユサだった。
今日はここまで。
【お願い】
2015年までのカードリストがなくて大変困っております…もう実際にゲーム内で使うことはありませんが…
「私、当時の画像持ってます!」「私も以前やっていました!」といったお話などございましたら、ぜひ
ポユサのTwitterアカウントまでご連絡くださりますと幸いです。
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